老人ホームはどのような施設か?種類と違いについて

最終更新日 2024年4月4日 by hedese

この記事は以下のような人におすすめです

・老人ホームの種類を知りたい
・老人ホームへの入居を考えている
・老人ホームの費用や入居条件を知りたい

老人ホームは言葉のイメージからすると、高齢者が入所して生活する場所というイメージが連想されます。
実際のところ入所するのは高齢者ですが、ただ単に高齢者が寄り添って生活するわけではなく、身の回りのお世話をする人もいる施設が多いです。
施設といっても公的なものと民間に分けられますし、健康で自立した生活を送れるひと向けもあれば、介護を前提とした施設も存在します。

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老人ホームの種類

特別養護老人ホーム

公的な施設の1つで代表的な特別養護老人ホームは、要介護3以上の認定を受けた人だけが入所できます。
入浴を含む日常的な介助が受けられる施設なので、足腰が弱り一人暮らしが難しい高齢者が主な利用者となります。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、入院から在宅復帰を目指す為の施設で、退院後にすぐ元の生活に戻れない人が入所します。
期間限定で入所が認められますから、期限の3ヶ月から6ヶ月の間に回復して、以前の生活に戻る努力をすることが必要です。

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は医師や看護師が常駐する、病院に近いイメージの施設です。
寝たきりの人や急性疾患にも対応できることから、そういう体が弱っていて病気がちの人にとって頼りになります。
ただ、部屋の数は限られていて、一人でも多くの人が利用するには回転が重要ですから、回復が見られれば介護医療院や老犬に移る必要が出てきます。

軽費老人ホーム

軽費老人ホームの入居要件は60歳以上で、自立して生活するのに不安を感じていることです。
勿論、家族の援助を受けるのが難しいという前提があるので、家族がお世話をしたがらない場合は別です。
食事の提供が受けられたり、身の回りのサポートをしてもらえるので、自立した生活を送りたいにも関わらず不安な人に最適です。

ケアハウス

ケアハウスは軽費と同等の入居要件ですが、一般型と介護型の2種類があって、施設により入居に関する詳細な要件が異なります。

介護付き有料老人ホーム

民間施設の介護付き有料老人ホームは、24時間の介護スタッフ常駐に加えて、日常生活に関する介護サービスが受けられるのが特徴です。
要介護度5まで対応していたり、看取りを任せられる施設もあるなど、かなりサービス内容が充実していて手厚いです。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは、必要な時に必要な分だけ、介護サービスが受けられる施設となっています。
要介護度が高くなくても利用しやすく、中には介護付きと遜色のないサービスが受けられるところもあります。

グループホーム

グループホームは65歳以上の要支援2以上の人向けで、認知症があって専門的ケアを必要とする人のものです。
民間施設ではありますが、市区町村に居住する人でなければ入居できないという要件が設けられています。
家庭的な環境で共同生活を送ることを目的としていますから、支援が必要で認知症を抱えていても、人間らしい生活をすることが可能です。

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は、自立した生活が送れたり、要介護度の低い人が見守りを受けながら生活する場所です。
建物がバリアフリーだったり、生活相談サービスが利用できるようになっていて、サポートを利用しながらその人らしい生活を送ることができます。
要介護度の低い人を対象としていますから、要介護度が高かったり進行した認知症を患っていると、入居できない可能性があります。
サービス付き高齢者向け住宅は賃貸住宅の扱いなので、厳密にいえば高齢者向けのコンシェルジュがいる住宅のイメージに近いです。
シニア向け分譲マンションは、高齢者が生活しやすい設計が行われている不動産のことで、見守りや生活支援のサービスがついてきます。
悠々自適な老後を過ごす為に設計されているので、プールやフィットネスジムを備える分譲マンションも珍しくないです。
これらは健康を維持するのに役立つだけでなく、入居者同士がコミュニケーションを図る場として機能します。

施設選びは時間を掛けてじっくりと決めたい

改めて確認すると、老人ホームと一口にいっても種類は様々で、目的や入居要件、受けられるサービスにもかなり違いがあることが分かります。
期限付きの施設は別として、多くの場合は長期的に入居したり他の人と生活することになるので、施設選びは時間を掛けてじっくりと決めたいものです。
公的施設は5種類で民間施設は6種類ありますから、違いを理解して自分や家族が納得する施設を選ぶことが大切です。
選択肢は要介護度や認知症の有無で絞り込めますが、初期費用や月額費用も検討材料となります。
シニア向け分譲マンションのように、月額費用は数十万円と他の施設と遜色がなくても、初期費用に数千万円から数億円が掛かるものもあります。
公的な介護施設は初期費用が掛からないことが多く、月額費用も一人暮らしの生活費とあまり変わらないケースが殆どです。

まとめ

いずれにしても、そこで最後の時を過ごすのか、介護や看護以外に何が必要かなども含めて、家族で話し合って1つ1つ絞り込んでいくことが大事です。
幸いなことに、地域には相談窓口が設けられていたり民間の窓口もありますし、ケアマネージャーもいるので分からないことを気軽に尋ねられて相談できる環境が整っています。
横須賀 老人ホーム紹介