動物病院と人間の病院との違いや特徴

最終更新日 2024年4月4日 by hedese

「動物病院の選び方を知りたい」
「動物病院はどれぐらい費用がかかるの?」
「動物病院の特徴が知りたい」

動物病院は名前のように動物に特化している医療機関のことで、獣医療法という法律で定められています。
医療を提供するのはいわゆる獣医師で、ペットを中心に飼育動物の診療を行うのが特徴です。
人間の病院と比べて最も異なるのは、診療科ごとに分けられているのではなく、総合的に1つの施設で対応することが挙げられます。
つまり内科と皮膚科、外科のように分かれてはおらず、特定の診療科を問わずに何でも検査や診断、治療が行えるようになっているわけです。
言い換えると、獣医師にはこのように様々な分野に精通する知識、技術が求められることを意味します。

動物病院は開業が高額になる

また、高度な検査や手術の設備も完備しなくてはいけないので、動物病院は開業が高額になるといわれています。
入院もできるようにする必要がありますから、施設には一定以上の広さが求められますし、必然的に敷地面積を広くすることが必要です。
その為、獣医師は資金調達をする必要がありますし、資金が調達できるか否かが開業と成功を分けることになります。
しかし高いハードルを越えて開業に成功したり、軌道に乗っている病院は安定していると考えられますし、家族同然のペットのことに関して相談してみる価値があるといえます。
病院によって当然ながら得意不得意はありますが、少なくとも骨折やがんについても相談できたり、診てもらえるのは確かです。
これが人間の病院だと、うちでは診ることができないといって断られたり、他の医療機関が紹介されるケースがあります。
動物病院も対応が難しい場合は、提携している病院が紹介されることはありますが、人間の病院ほど対応力が低いわけではないので、大抵の診療は一箇所で済ませられます。

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診療を受ける医療機関の良し悪しが分かりにくい

逆に考えると、診療を受ける医療機関の良し悪しが分かりにくいので、複数の病院を受診したり、セカンドオピニオンを受ける必要性が高いといえそうです。
飼い主に求められるのは、日頃からペットの健康について目を向けることに加えて、ペットが必要とする医療機関についての情報収集、相談先のリストアップをすることです。
つまり、ペットが罹患しやすい病気だったり、持病を把握しておくことと、疾患に合わせて相談できる医療機関を知っておくことが大切というわけです。
動物病院はどこも同じというのは間違いですし、設備よりも経験やノウハウをウリにしているところもあれば、細心の知識と設備をウリにしているところもあります。
どちらを選ぶのが正解というわけではなく、得意不得意がありますから、最適と思われる選択をして受診することが大事だといえるでしょう。

動物病院選びのポイント

動物病院選びでポイントとなるのは、ペットに負担を掛けにくいアクセス性の良い立地と、いつでも診療が受けられる対応力の高さです。
アクセスに時間が掛かる遠方にある医療機関は、通院のハードルが高いので、ペットにとっても飼い主にとっても望ましくないです。
一方で、駐車場完備で所要時間が短い場所にある医療機関なら、通院しやすいですし心理的なハードルも低くなります。
対応力は一口にいっても様々ですが、例えば土日祝日も開いていたり、診療時間外にも緊急時に対応してもらえる体制だと安心です。
24時間年中無休の対応をウリにしている医療機関もあるので、万が一に備えたいならそういう病院の名前や場所、連絡先を覚えておくのが良いでしょう。

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基本的に原則自費診療

人間の病院は保険を使って負担を小さくして治療が受けられますが、動物にはそのような保険制度がないことから、基本的に原則自費診療となります。
飼い主にとってはそれが大きな負担となるわけですが、民間の保険商品がその負担や悩みに応えてくれます。
保険料は掛かるものの、高額になることも珍しくない治療費の負担を思えば、毎月の支払いはそれほど高額とはいえないです。
動物病院で受ける本格的な治療は、10万円を超えることがよくありますし、通院となれば30万円、入院をすれば50万円というケースも珍しくないです。
入院費は時に人間以上になることも少なくないので、病弱で大きな病気をする恐れがあるペットを飼っている飼い主は特に注意です。
治療費が高額になるケースが多いことから、ペットの健康に気を使う飼い主が増えていることも頷けます。
動物も人間同様に、バランスの良い食生活や運動、ストレス発散といったことが健康の維持と実現に繋がります。
治療や入院費を抑えるにはやはり、日頃から生活習慣に気をつけることが重要でしょう。

まとめ

とはいえ、高齢になれば病気がちになりますし、入院に至らなくても通院が必要になるケースは増えます。
そうなるとペットの心理的、肉体的な負担が増えますから、早めに安心して掛かることができる病院を探して見つけておきたいところです。
高齢になってから安心して通える医療機関を探すのは大変なので、健康なうちに健康診断を兼ねて、信頼して相談できる医療機関を探すことが大切です。
いつでも相談できる味方を作っておけば、急に病気になったり治療が必要になっても、ペットも飼い主も心細くならずに済みます。