つわり中でも飲みやすい青汁はあるのか、実際に試してみた

はじめまして、管理栄養士の高橋沙耶です。
大学病院の産婦人科病棟で6年間、妊婦さんの栄養指導を担当してきました。
現在は独立し、プレママ・産後ママ向けの栄養コラムを中心に活動しています。

実は私自身、2度の妊娠でつわりに悩まされた経験があります。
食欲がわかない中でも、葉酸や鉄分は普段以上に意識したい時期です。
けれど「食べなきゃ」と思うほど、かえって食が進まなくなる感覚をよく覚えています。

「青汁ならつわり中でも取り入れやすいのでは」と考える方も多いのですが、実際のところどうなのでしょうか。
指導の現場でも、同じような相談を何度も受けてきました。

今回は管理栄養士としての視点に加え、当事者としての感覚も踏まえながら、つわり中の青汁選びについて考えてみます。

つわり中の青汁、何がハードルになるのか

つわり中は、嗅覚や味覚が普段よりずっと敏感になります。
指導の現場でも「特定の匂いがダメになった」という声を数えきれないほど聞いてきました。
炊きたてのご飯や歯磨き粉の匂いすら受けつけなくなる方も珍しくありません。

青汁を選ぶときも、この感覚の変化を前提に考える必要があります。
特に次のポイントは、つわり中こそ確認しておきたいところです。

  • 青汁特有の青臭さが強くないか
  • カフェインが含まれていないか
  • 香料・着色料などの添加物が入っていないか
  • 水やお湯にすっと溶けて、準備の負担が少ないか

カフェインや添加物の有無は、パッケージの表示を見ればすぐに分かります。
一方で香りの強さだけは、実際に開けてみないと判断しづらいところです。

普段なら気にならない青臭さや粉っぽさも、つわり中は一気にハードルになります。
選ぶ前に、この4点だけはチェックしておくと失敗が減ります。

「金の青汁」を実際に試してみた

今回、日本薬健の「金の青汁」を実際に手に取ってみました。
原材料は九州産の大麦若葉100%で、契約農家による無農薬栽培だそうです。
収穫から24時間以内に加工しているとのことで、鮮度への意識の高さが伝わってきます。

管理栄養士として特に注目したのは、カフェインが検出されないことを確認していると明記されている点です。
香料や着色料も無添加とのことで、つわり中に避けたい要素が少ないつくりになっていました。

1回分が3gずつ個包装になっているのも、地味にありがたいポイントです。
体調が読めないつわりの時期は、まとめて用意せず1パックから試せるほうが気持ちの負担も軽くなります。

実際に水に溶かして飲んでみると、抹茶に近い風味で、青汁特有のえぐみや青臭さはあまり感じませんでした。
粉が沈みやすいので、溶かすときは素早くかき混ぜるのがコツです。
一口ごとの香りも比較的穏やかで、これならつわりで匂いに敏感な時期でも試しやすいだろうという印象を持ちました。

なお、冷たい水で溶かすとお腹が冷えやすくなるとの注意書きもあったため、今回は常温の水で試しています。
胃腸が敏感になりやすい時期は、この一手間も意識しておきたいところです。

大麦若葉と妊婦さんの栄養の関係については、妊婦さんと青汁の相性を解説しているページでも詳しく紹介されているので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

つわり中に青汁を取り入れるときの注意点

ここまで良い面をお伝えしてきましたが、注意点もお伝えしておきます。
まず大前提として、青汁は治療薬ではなく、あくまで栄養補助の一つです。

つわりの症状は個人差が大きく、厚生労働省の資料でも、症状の重さや続く期間には幅があることが説明されています。
体調が悪いときに無理に飲む必要はまったくありません。

飲めそうな日に、飲める分だけ試すくらいの気持ちで十分です。
「毎日欠かさず飲まなきゃ」と気負う必要はどこにもありません。

また、商品によってはカフェインや糖類が含まれているものもあります。
厚生労働省のQ&Aでも、妊娠中のカフェイン摂取量には上限の目安が示されています。
パッケージの表示を確認したうえで選ぶ習慣をつけてください。

  • 体調が悪い日は無理に飲まない
  • カフェイン・糖類の表示を必ず確認する
  • 不安なことがあれば医師や助産師に相談する

自己判断だけで進めず、迷ったときは必ずかかりつけの医師や助産師に相談してくださいね。

まとめ

つわり中の青汁選びは、カフェインの有無や添加物、香りの強さが大きな分かれ目になります。
今回試した金の青汁のように、ノンカフェインで無添加のタイプなら、つわり中でも試しやすい選択肢になり得ます。

とはいえ、青汁はあくまで栄養補助のひとつです。
無理のない範囲で、体調のいい日に少しずつ取り入れてみてください。

かつての自分自身にも伝えたかった内容ですが、頑張りすぎず、今日の体調を最優先にしてくださいね。

最終更新日 2026年7月6日 by hedese