IT点呼の導入によって変わること

運送業界ではIT点呼の導入が盛んに行われるようになりました。
スマートフォンなどを使ってネットワーク越しに行う点呼を指します。
昔は営業所に集合して点呼を実施してから出発するのが一般的でした。
アルコール検査などもその際に実施しており、健全な営業のために不可欠なステップと捉えられていたのです。

ドライバーが遠くにいても実施できる

その概念がIT点呼の登場によって大きく変わることになりました。
とても多くのメリットがありますが、そのなかでも特に大きいのはドライバーが遠くにいても実施できることです。
わざわざ営業所まで来てもらうと、その分だけガソリン代や人件費を無駄に消費することになります。
配送にかけられる時間も減るので、収益の低下にもつながってしまいます。
つまり、あらゆる面で利益を下げる要因になってしまうのが実情です。
点呼をネットワーク越しに実施できれば、これらの問題はすべて解決できます。
たとえば、5つ営業所を持っている企業がこれを導入すれば、それだけで年間に数百万円規模の違いが生じることもあるでしょう。

it点呼 運行管理

管理側の負担も大きく軽減できる

そう言われても、システムの使い方が難しくて時間がかかりそうだと心配する人もいます。
操作はとても簡単であり、各帳簿に記録を残す作業もほぼ自動です。
そのためドライバーだけでなく、管理側の負担も大きく軽減できます。
従来5つの営業所に各1人ずつ配置していた場合でも、1人だけで全営業所の管理を担当することも不可能ではりません。
特にクラウドを利用するタイプなら、複数の営業でデータを共有することも簡単です。
ペーパーレス化にもつながるので、紙や印刷のコスト軽減にも役立ちます。

安全性に関して優良な事業所と認定されていること

このようにIT点呼は、運送会社に多角的なメリットをもたらす魅力的なものです。
ただし、どのような営業所でも導入できるわけではないので注意してください。
複数の条件がありますが、特に大切なのは安全性に関して優良な事業所と認定されていることです。
この資格を得ていない場合は、適用できる範囲が違ってくるので気を付けてください。
言い換えると、その認定を受けることも目標の一つになるでしょう。
エリアを管轄している運輸支局への申請も必要なので、くれぐれも独断での導入は避けなければなりません。

まとめ

実際の際には、遠隔のアルコール検知器を各車両に設けることで、アルコールチェックもIT点呼と同時に行えるようになります。
IT点呼の導入にあたり補助金を受給できるケースもあるので事前にチェックしておきましょう。